RECRUITING 2025

TALK SESSION

若手技術者座談会

若いうちから製品・設備の担当を任され、深く・幅広い技術に関わりながら、技術者としてスピード感のある成長を促す環境。

MEMBER

設計開発 R・T

2021年入社 自動車事業部
知能デバイス材料学専攻

生産技術 S・A

2021年入社 設備技術部
電機電子生命学科卒

製品開発 R・K

2021年入社 SB事業部
物理学科卒

Q1ヒロセ電機を選んだ理由は?

大学院では金属材料の物理的・化学的・電機的な性質についての研究に取り組んでいました。私が所属していた学科では素材メーカーに就職する人が多かったのですが、私は実際の製品を製造する「ものづくり」に興味があり、完成品メーカーを中心に就職活動をしました。その中でヒロセ電機を選んだのは、一つの製品を一人の技術者が担当するという点でした。完成品メーカーの一般的なイメージでは、一つの製品のあるパーツの設計を担当するイメージが強かったので、ヒロセ電機ならば幅広い技術に関われると思ったのがいちばんの理由です。
私が所属していた学科は、電気工学に加え生命科学・バイオテクノロジーを学ぶ学科で、脳のメカニズムや神経科学を電気工学的に研究していました。私は小さい頃から機械いじりが好きで、Tさんと同じように「ものづくり」に関わりたいとメーカーを志望しました。業界研究をする中で、メーカーの中でも電子部品メーカーに興味を持ちました。電子機器が増えていく世の中で、電子部品はさまざまな最終製品に使われるので、将来性があり、広く貢献できると思ったのが理由です。ヒロセ電機を選んだのは、2週間のインターンシップに参加したことで、いちばん入社後のイメージがしやすかったからです。
大学では物理学を学び、大学院への道も考えたのですが、研究よりも直接、「ものづくり」に関わりたいと思い、メーカーを中心に就職活動を始めました。ヒロセ電機に興味・関心を持ったのは、幅広い技術に関われることと、ヒロセ電機が扱っている電子部品が身の回りのものから大きなものまで、幅広い分野で使われていることでした。
皆さん、会社選びに際しては、大学で学んだことは考慮しましたか?私は大学での学びをベースに、社会人としての学びや経験を積み重ねていきたいという考えだったので、繋がりはあまり考慮せず、入社後に何を学べるかを重視しました。ヒロセ電機なら学べることが幅広く、技術や知識をさらに深めていけるというイメージでした。
私もそうですね。大学で学んだことと直結させるなら、素材メーカーの方がいいのですが、私もいろいろ他の技術や知識を学べるという点を優先させました。
私は物理学ということもあって、技術系であれば、少しはどこかで触れるかなというぐらいの認識でした。

Q2現在、担当している仕事について
教えてください。

車載アプリケーション用の内部コネクタの設計を担当しています。私の業務は大きく二つありまして、一つはコンセプト品の設計です。コンセプト品という市場のニーズがありそうなものを先取りしてこれから作りたいものを設計する役割を担っています。もう一つは既存の製品の拡販資料や説明動画の作成です。お客様の使用方法などを想定して追加評価をしたり、製品を使っていただくための技術的サポートをしたり、技術者としての提案を行なっています。
私はコネクタを製造するための設備設計に携わっています。特にコネクタに使う金属部品を加工するプレス機を担当しています。プレス機本体の開発は完了しているのですが、多様な製品に展開していくにあたり、製品によって取り替える専用部の設計基準を決める必要があります。設備開発を通し、こうした基準となる条件を調べることが私の役割です。
私は通信インフラ向けのコネクタ製品の開発に携わっています。その中で私は自社製品や競合他社製品のベンチマーク(評価)を担当しています。各製品のデータ整理や資料作成、市場動向の調査なども行い、それをチームに共有して次の開発に活かしていきます。
ちなみに皆さん、どんなところに現在の仕事のやりがいや面白さを感じていますか?
私の場合はやはり、通信インフラというグローバルな分野で最先端の技術に関われる面白さがあります。実際に製品を使って評価し、試作品を作るという「ものづくり」も実感できています。
自分が設計に関わった製品が実際に手元に届いた時、「ものづくり」を実感できていちばん仕事の楽しさを感じる時です。設計担当は営業担当者に同行してお客様と相対することもあるので、お客様の反応を直接伺うことができ、モチベーションにつながっています。
これまでにない新しい生産設備を開発するのが、私たちの部の役割ですので、社内でも最先端の設備を扱っているという面白さがあります。私たちが開発した設備が製造現場の効率化やコスト削減に貢献できるところに大きなやりがいを感じますね。

Q3ヒロセ電機では、若手は
どのように育てられますか?

入社後、自分が成長するにあたって、先輩である指導員(インストラクター)の存在は大きかったですね。誰に何を聞いたらいいかわからない時、とりあえず指導員に聞くことができました。
指導員って、学校の教科担当ではなく、クラス担任のような存在でしたね。「そのことなら、誰々さんに聞いて」と、仕事全般にわたって質問できる存在。新人研修はもちろんですが、技術系の場合、配属前に全ての課を巡回実習させてもらったことも良かったです。
私も指導員の方から多くのことを学びました。入社理由の一つでもあったのですが、一つの製品を一人の技術者が担当するというのも、成長の速さにつながった気がします。コネクタという製品の知識や仕組みはもちろん、設計から製造、営業までの一連の流れも把握しやすかったですね。
設備設計の場合は一人の技術者が一設備ということになりますが、私もTさんと同じように、ヒロセ電機ならではのやり方かなと思います。ヒロセ電機は「少数精鋭」を掲げている通り、このやり方は一人ひとりの成長を非常に大切にしていることの現れかなと思っています。
私も入社前は技術者が一人で担当するというイメージが強かったのですが、チームで開発していく場合があることも知りました。一人で開発を回すことで学べることも多いですが、いろいろな側面・角度から意見を出し合い、より良い製品を作り上げていくこともありました。
入社してから人間関係に悩むことなく、スムーズに業務に専念できたことも大きかったですね。どの部署にも話しやすく、面白い人が多く、多彩な人材が揃っている感じがしました。
身近にロールモデルになる先輩・上司がいることも、大きな成長につながる環境だと思います。すべての製造工程に熟知し、製品形状の提案もできたり、お客様に直接プレゼンしたり、技術者としての経験をすべて活かした仕事をしている上司の方がいまして、とても良い目標になっています。
私の課にも、営業から製造現場まで熟知している先輩がいます。
私のチームにも、密かに“能力モンスター”と呼んでいる上司がいます。とにかく知識が半端じゃない(笑)。
設計以外の業務で社内システムのワーキングに参加させてもらったり、手を挙げればさまざまなことに挑戦できる機会を得られることも、自己成長につながる環境かなと感じています。

Q4入社後、いちばん成長したと
感じる点は?

「設備の開発は改善の積み重ね」と先輩に教えられ、それを実際に経験したことがいちばん成長につながった気がします。配属当初、試作用の簡易設備の設計に取り組んだのですが、過去の設備や似た設備を参考にし、それらの良い点を継承し、悪いところを改善したり、必要な機能を追加することで一つの設備を作りました。この言葉や経験を通して、全く新しい設備を作るためには、過去の設備をよく理解することが大切だと実感し、驚きました。
課内の設計検討会で、自分でも納得できない点があるままで会議に臨んでしまい、再度検討をし直すことがありました。再提出の際には技術面だけではなく、設備設計や製造現場にも協力してもらい、いろいろな視点・方法で考えることで、説得力のある設計検討ができ、褒められたことがあります。設計面からだけではなく、製造現場での量産化や使用ニーズも考慮しながら、なぜこういう形状にする必要があるのか、こういう形状だからこういう用途に使うことができるといった理論立てての設計を心がけるきっかけになりました。
ヒロセ電機のキーワードの一つに「先行・先端・差異化」という言葉がありますが、市場のニーズを的確に把握し、製品開発につなげるという意味で、この言葉を実感しました。そのためには技術者としての知識や能力がいかに必要か。先輩・上司を見ながら、技術者として何が必要か、それを学んだことがいちばんの成長かもしれません。

Q5今、自分に足りないことや
課題はありますか?

現在、担当しているコンセプト品を完成させることが目下の目標です。私が一から設計に携わっているものなのですが、そのためには生産現場や量産化のための設備に関する理解が不可欠だと思っています。まだまだ生産現場や設備の知識が不足しているので、それを深めることが課題の一つです。性能だけではなく製造の観点からも作りやすい製品を設計するようになりたいと思っています。
今はまだ一部品の一工程を担当しているだけなので、少しずつ別の工程の経験を積んで、生産ライン全体を見渡せるようになることが目標です。できるだけ早く多くの経験を積み、自分に足りないものを獲得していきたいですね。
自分に与えられた業務を自分で問題なく終了させられることがいちばんの目標です。不具合あったら自分で工場まで行って、自分で解決できるような技術者になれたらいいなと思っています。今後はより広い分野に展開できるような製品開発に関わりながら、成長していきたいです。

Q6将来、どんな技術者になりたいですか?

日本のものづくりに貢献できるような技術者になることが将来の目標です。どのようにしたら貢献できるか、最近少しずつ、製造方法で製品の付加価値が左右されることを実感し始めています。ものづくりの力で製品の価値を高めていけるような技術者を目指したいですね。
ヒロセ電機にはさまざまなフィールドがあるので、設計だけをやる技術者ではなく、いろいろな知識・技術を学んで、営業から生産現場で一連の流れに精通した技術者として会社に貢献していきたいと思っています。
私は市場のニーズをすばやくキャッチできる技術者になりたいですね。とりわけ通信インフラの市場は日進月歩の世界で、その中で先端にいなければならないので世界の動向に敏感な技術者であることが求められていると思います。

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