グローバル展開
ヒロセ電機の海外販売比率は70%以上。グローバル展開はさらに広がりを見せています。
実際に、多くの社員が海外で活躍しています。
ヒロセエレクトリックUSA(本社シカゴ)
- サンノゼ事務所
- デトロイト事務所
- ボストン事務所
- アーバイン事務所
- ダラス事務所
- シアトル事務所
ヒロセエレクトリックヨーロッパ
(本社オランダ・アムステルダム)
- シュトゥットガルト事務所(ドイツ)
- ニュルンベルク事務所(ドイツ)
- ハノーバー事務所(ドイツ)
- ミルトンキーンズ事務所(UK)
- パリ事務所(フランス)
- ミラノ事務所(イタリア)
ヒロセエレクトリックシンガポール
- ペナン連絡事務所(マレーシア)
- バンコク連絡事務所(タイ)
广濑(中国)企业管理有限公司(本社上海)
- 上海分公司
- 北京分公司
- 深セン分公司
- 広州分公司
廣瀨電機(東莞)有限公司View More
廣瀨電機(蘇州)有限公司View More
ヒロセエレクトリックマレーシアView More
ヒロセコリアView More
ヒロセエレクトリックインドネシアView More
ヒロセエレクトリックインド
(本社バンガロール)View More
台廣電子股份有限公司View More
NETHERLANDS
ヒロセエレクトリックヨーロッパ(本社オランダ・アムステルダム)
自動車、産業機械分野を中心に、
EMEA(Europe, the Middle East and Africa)地域にヒロセ製品を提供。
拠点の特徴・戦略
欧州では1988年以降、ドイツ、UK、オランダに順次拠点を設立。2010年に各法人を統合し、ヒロセヨーロッパ(本社オランダ・アムステルダム)として、汎欧州体制で市場ニーズに対応しています。ここ数年は年平均成長率10%と、順調に売り上げを伸ばしており、昨今では提案能力向上のため、日本からもエンジニアが赴任し、技術、営業部隊の連携による高レベルでの提案活動を目指し、活動を行っています。フランス、イタリアにも拠点を開設し、カバーエリアは更なる広まりを見せています。
とくに自動車、産業機械の分野では、グローバル企業から中小企業まで、多くのお客様にヒロセ製品をご採用いただいており、すべてのお客様に対して、より高品質、より高スペック、より長期間の使用に耐えられる製品を提供しています。プロジェクトによっては、そのプロジェクトが完了する5年、10年、20年先までの供給を保証するケースもあります。お客様に長期供給の安心感を与えられるのが、ヒロセの大きな強みでもあります。
オランダの本社では日本人赴任者7人を除いた現地従業員34名の内、オランダ人は5人。残り29人の現地従業員は20か国の国籍という多国籍軍です。これらの文化的な背景、異なる母国語を持つ人たちが英語という言語だけで業務を行っているというのは、日本では考えられないことでしょう。
多様性という点ではオランダと日本とは対極にあります。一様性を特徴とする日本では同一の文化、言語をもつため『阿吽の呼吸』、『察する』ことが重要視されます。例えば、外国人が賞賛する日本式サービスの原点は『言わなくてもわかる』とか『察する』という特質があるからこそだと思います。日本では100%言わなくてもなんとなく理解してくれる。当地では100あるいは120%言わないと意図が伝わりません。スタッフたちとうまくコミュニケーションを交わすには、そんな切り替えがとても重要です。


SINGAPORE
ヒロセエレクトリックシンガポール
東南アジア、オセアニア地域をカバー。
幅広いエリアに、多品種の製品を供給。
拠点の特徴・戦略
東南アジア、オセアニア地域(シンガポール・マレーシア・タイ・ベトナム・フィリピン・インドネシア・オーストラリア)における当社製品の供給、販売、代理店の管理・マーケティング活動を行っています。
東南アジアには産業用機器、自動車分野の生産拠点が多く、お客様の性質上、大量生産品の注文は多くありませんが、その分扱っている製品が多品種にわたります。すべてのお客様にご満足いただくためには、迅速かつ正確な行動力、コミュニケーションが求められています。フィールドは何ヶ国にもわたることから、たとえ地図上では近くとも、お客様の多くは“外国”のお客様。同じ海外での仕事であっても、アメリカや中国の様な同一国内での仕事とは異なってきます。
シンガポールを拠点に近隣諸国への活動を行っていますが、国によって人種・宗教・通貨・商習慣・経済状況・物価レベルの全てが異なるため、それぞれの国に適した営業・マーケティング活動が求められています。
当然、出張でも様々な国に出向くことになるため、現地に出張しても食事が合わない、胃腸を壊すというようなことは日常茶飯事。むしろそういった環境を楽しんで、普段とは異なる文化に触れることができる!と楽しめるようなタフなハートが求められています。


SHANGHAI
广濑中国企业管理有限公司(上海)
中国全土の営業統括拠点として、コネクタ市場を拡大する。
拠点の特徴・戦略
2003年4月に博瀬電機貿易(上海)有限公司として法人化した当拠点は、ヒロセグループの中国ビジネスの中心拠点として活動してきました。2018年に广濑(中国)企业管理有限公司と法人格を変え、北京、深センに分公司を持ち、香港の現地法人とも連携しながら、中国全土のコネクタニーズに対応しています。
近年の目覚ましい経済発展と2010年の上海万博を経て、浦東地区の超高層ビル群などを中心として、上海市の姿は急激に様変わりをしています。そのような環境の中、スマートフォンや医療機器、産業機器、自動車関連のお客様を中心に、コネクタ全般のセールスマーケティング、技術サポートおよびアフターサービス対応を行っています。
中国の継続的な経済成長や外資系企業の進出等に伴い、中国におけるコネクタ市場は、年々拡大しています。コネクタの販売だけでなく、設計開発にも積極的に取り組んでおり、グローバルブランドとして中国でのシェアアップに努めています。
日本では常識として歓迎されるサービスでも、中国では「やり過ぎ」と受け取られることがあります。例えば、日本のタクシーは運転手が操作して自動でドアの開け閉めしますが、上海のタクシーは乗客自らがドアの開け閉めをします。たとえ自動ドアのサービスがなくても、その分安く乗車ができればその方が良いという考え方です。中国では、性能を上げ、完璧さを追求するよりは、利用してもらえる機能レベルでコストとのバランスを取ることが重要ということが多くあります。
このような、中国市場が求める「スピード(瞬発力)」や「コスト(やり過ぎを省く力)」を意識した発想、提案をしていくことで、中国の人々の心をとらえ、ビジネスチャンスの拡大を目指しています。


U.S.A
ヒロセエレクトリックUSA(本社シカゴ)
ヒロセ初の海外拠点。
それぞれの産業に密着した戦略で、新たな技術トレンドをサポート。
拠点の特徴・戦略
ヒロセUSAはヒロセ初の海外拠点として1980年に設立されました。現在、アメリカ中西部、シカゴ近郊のダウナーズグローブ市に本社を構え、西海岸のカリフォルニア州サンノゼ市(シリコンバレー)、自動車産業の中心地、ミシガン州リボニア市(デトロイト近郊)に事務所を擁しています。近年ではボストン、ダラス、アーバインと新規事務所の開設が続いています。大手企業のみならず、新興ベンチャー企業に対してもヒロセ製品を紹介、新たな技術トレンドを見出し、新製品開発のニーズをキャッチしています。
米国は、IT、自動車、メディカル産業などの各産業において、世界をけん引しています。ヒロセではこれらの産業に密着した営業を行い、技術トレンドを的確に把握し、お客様が必要とするであろう製品をタイムリーに提案しています。当然、競合(特に米系のコネクタ企業)との競争は熾烈です。他社と差別化した製品をどこよりも早く開発し、お客様が満足できるよう営業、技術、製造が一体となりこの市場でマーケットシェアの拡大に努めています。
お客様は皆さんが知っている超有名企業ばかり。契約上社名は出せませんが、世界のテクノロジーを先導しているお客様と、将来の技術トレンド、また要求される高い技術に見合うコネクタの話をできるという恵まれた環境でもあります。
新本社を構えることになったダウナーズグローブは、高速道路にも恵まれ、シカゴの2大空港であるオヘア空港・ミッドウェイ空港ともに30分ほどへ行けるという便利な場所に位置します。閑静な住宅街は歴史建造物もあるなか、ダウナーズグローブを抱えるデュページ郡には沢山の大企業も存在します。シカゴ市内へも車で約40分ということもあり、摩天楼に象徴される建築、ブルースやジャズなどの音楽、また様々なプロのスポーツチーム観戦などをすぐに体験できるという盛り沢山の土地柄です。


DONGGUAN
廣瀨電機(東莞)有限公司
一大エレクトロニクス市場に地産地消の工場を設立、
さまざまな産業でも必要不可欠な存在へ。
拠点の特徴・戦略
世界の工場が終結する中国の中でも、特に東莞市は、部品製造の協力工場群が豊富に揃う都市。
廣瀬東莞は、ヒロセコネクタを現地で生産し現地で直販、市場拡大を目的に設立されました。
今後も引き続き市場として有望な中国において、情報端末や産業用機器、自動車など、各分野をターゲットとして、地産地消の中国基幹工場として発展を続けています。
スマートフォンなどの情報端末市場で世界の先端テクノロジー発信地として成長した深圳市など、現在の中国は世界中の技術・産業が集約しております。
また、セキュリティやインフラ関係の産業用機器、自動車、民生向け製品など需要は多様化し、
コネクタ業界内でも競争が一段と激化しております。
お客様と密接した製品開発を迅速に行い、いかにコストを抑え製造するかの知恵が求められ、斬新な技術力、柔軟な発想力と優秀な若い力が求められています。
中国でビジネスを成功させるポイントは、いかに「よい協力パートナー」を得ることができるかどうか。取引金融機関や部材の仕入先もそうですが、何より重要な存在は、工場の核となる信頼できる幹部社員、優秀なエンジニアです。
日本からの赴任者は、工場経営者の一員として出向していますが、任せられている業務範囲は非常に幅広く、とても個人の力だけで事業を成し得るものではありません。
中国の諺に「日久見人心」(長く付き合えば相手の本当の心が分かるようになる)というものがありますが、まずは自分自身をしっかり磨き、未経験分野の業務でも自らがしっかり指導できるレベルまで学び、現場で率先し指導していくこと、本音で彼らと向き合い、コミュニケーションし続けていくことが重要です。
意見の食い違いがある時もありますが、文化や考え方が異なることをお互いに理解して、その個人の尊厳に対する配慮と注意を怠らない姿勢も求められます。


SUZHOU
廣瀨電機(蘇州)有限公司
自動車・FA機器の市場の中心となることを期待されるエリア。
電動化の加速・変化を捉え、時代のニーズに応えるコネクタの製造拠点として。
拠点の特徴・戦略
蘇州工場は2007年に設立され、HRSグループの製造拠点としては最も新しい工場であり、2019年には新たに工場を増築し、IoTを駆使した最先端の工場実現に向けた取り組みも開始しています。蘇州工場が担う主力アイテムは、中国国内における、今後も爆発的に伸びると想定される自動車市場向けのコネクタであり、特に電動化の加速・自動運転の進化に伴う技術の変化に追従したお客様のニーズに応えるコネクタの製造拠点として、圧倒的なQCDを実現させるべく、あらゆる機能のエンジニアリング能力の向上に努め、会社の成長と共に、働く一人一人の成長が実感できる工場を目指しています。さらに、FA機器向けのコネクタ製造も担い、自動車・FA機器を両輪とした、HRSグループにおける中国市場拡大へ貢献します。
蘇州市は上海市に隣接する人口667万人の古都で、街中には運河が流れ、その美しさから「東洋のベニス」と呼ばれています。世界遺産に登録された中国4大名園の拙政園等の観光名所に加え、高級ショッピングセンターや遊園地などの娯楽施設も充実しています。
ビジネス面では近隣に大手日系メーカーが多数進出しています。また、ある分野では世界トップクラスのシェアを持つ中華系メーカーなど、自動車・FA機器の市場として将来的に成長が期待できる非常に立地条件の良い都市であり、蘇州工場はこのような恵まれた環境を活かし、中国市場拡大へ貢献しています。


MALAYSIA
ヒロセエレクトリックマレーシア
アジア最初の海外工場。
設備設計から部品の加工、組み立てまで、生産活動の全工程を社内で実施。
拠点の特徴・戦略
1989年、ヒロセグループでアジアに最初に誕生した海外工場です。コネクタを構成するパーツを生み出すための金型設計から、成形、プレス、めっき加工など、それぞれの機能を独自に所有。組み立て、最終製品を出荷するまで、一連の生産活動を担っています。また、日本の設計開発部門や生産技術部門とも連携し、新製品の生産ラインも順次立ち上げています。お客様が求める品質・納期・コストを実現するために徹底した生産体制を敷いています。
生産品目としては、プリント基板用のコネクタ、民生用ナイロンコネクタ、車載用コネクタから産業機器用コネクタなど、多品種のコネクタを生産。品質第一の方針にて生産活動を行い、最近では生産ラインの自動化、ロボット化など、設備や生産の改善も積極的に進めています。
多民族がともに暮らすマレーシアでは、それぞれ食事や文化、宗教に違いがあります。ヒロセマレーシアではそれぞれの民族習慣を尊重しながら協力し合うために、最近の言葉で言えば「ダイバーシティ」に設立から当たり前のように取り組んできました。お客様のご要望に柔軟に対応するため、ある民族の祝日に他の民族が出勤し補完するなどして、それぞれ祭事や行事をしっかりと行えるように出勤体制を調整しています。


INDONESIA
ヒロセエレクトリックインドネシア
今後の成長が期待されるインドネシア市場。
モータリゼーションの発展とともに、製品開発の現地対応に期待。
拠点の特徴・戦略
ヒロセインドネシアは、今後ますますの経済発展が予測されるASEAN圏において、マレーシア工場とともにヒロセグループでの重要な製造拠点として位置づけられています。インドネシアの人口増加傾向は止まるところを知らず、労働力を目的として、自動車関連企業の集積がさらに進んでいます。最近では、お客様からのニーズにスピーディに対応するため、製品開発の現地対応が期待されています。
豊富な労働力を活かし、とくに手作業によるケーブルアセンブリの生産能力はグループナンバーワン。単工程作業では機械化・自動化が進み、近年の人件費上昇分を吸収、品質、コスト競争力も向上しています。また産業機器用コネクタも多くの種類を生産しており、多様なニーズに対応する態勢を整えています。
インドネシアは、人口の88%がイスラム教徒という世界最大のムスリム人口国。日本とは文化も宗教も違いますが、温和で情に厚いところは日本と似ています。日本人には馴染みの薄いインドネシア語は、実は覚えやすいものが多く、勉強をすればローカルスタッフとの日常的なコミュニケーションには困りません。ヒロセインドネシアがあるジャカルタ近郊の名物は「渋滞」。近年のインドネシア、特に近代化と人口増加が進むジャカルタ首都圏では急速にモータリゼーションが進み、自動車社会へと変貌しようとしています。


INDIA
ヒロセエレクトリックインド (本社バンガロール)
車載、産機、コンシューマーとあらゆる市場で大きなポテンシャルを持つインド。
魅力的ながらも競争激しいマーケットで、ヒロセグループのビジネス拡大に挑む。
拠点の特徴・戦略
インド共和国は2030年には世界で最も多い人口が多くなると言われており、既に車載市場では2輪市場は世界最大の市場、4輪市場も急速に成長しており、産機、コンシューマー市場も含め電子部品メーカーにとってはポテンシャルが大変大きい魅力のある市場です。2016年12月にヒロセエレクトリックインドプライベートリミテッドとして法人化した当拠点はヒロセグループ向けのインドビジネス拡大に向けて北部(ニューデリー)西部(プネ)南部(バンガロール)にオフィスを設立しており、グローバル企業様及び現地企業様コネクタ全般のマーケティング活動を行っております。近年お客様が製造拠点だけでなく開発拠点を保有しているケースが多い事も当地域の特徴です。
インド共和国では少なくとも30の異なる言語があり、地域での方言・なまりは多岐に渡りますが公的な共通語ではヒンズー語と英語の使用が規定されておりビジネス上では英語でのコミュニケーションが比較的しやすい地域です。同時にビジネス上では世界各国のメーカーが参入している競争の激しい市場となっておりますのでコストに非常にセンシティブでありお客様のニーズを掴む事が非常に大切です。又、チームワークは非常に重要であり、様々な慣習・文化もありますのでコミュニケーション能力や柔軟性が求められます。


KOREA
ヒロセコリア
拠点の特徴・戦略
ヒロセコリアは、韓国企業(大徳産業)とヒロセ電機の50%:50%の合弁会社として1985年に設立され、2015年にヒロセ電機の100%子会社となりました。当初は韓国の大企業を相手に現地でのサービスを提供することに注力してきましたが、現在はその対象顧客をGlobalへ拡大し、ビジネス規模も飛躍的に増加しています。あわせて、生産規模も大幅に増加したため、2016年にそれまでの建物の1.75倍の敷地に新社屋「精密コネクタセンター」を建築し、ヒロセコリア本社も移転しました。生産能力を大きく拡大させたヒロセコリアは、ヒロセグループの発展に大きな貢献をしている一大拠点となっています。
また、ヒロセコリアは、ヒロセグループの海外拠点としては唯一、開発・生産・販売のすべての機能を備えた拠点であり、その存在感はヒロセグループの中でも際立っています。
ヒロセコリアは、世界のハブ空港である仁川(インチョン)空港からも、ソウル近くの金浦(キンポ)空港からも車で約1時間の立地にあります。日本から一番近い海外であり、文化的にも日本と似ていることがあるせいか、ヒロセコリアとヒロセ電機の間で一緒に仕事をする機会が年々増えています。ヒロセコリアのメンバーは、一度ゴールを決めるとそれに向かって一気に仕事を進めるスピード感を持っていることもその理由です。双方への研修や駐在勤務も常時行われており、仕事だけではなくプライベートでも活発で熱い交流が行われています。また、ヒロセコリアは世界で最も日本からの出張者が多い海外拠点でもあります。出張者が多い理由は、まさか韓国料理がおいしいから、ということだけではないはずですよ。


TAIWAN
台廣電子股份有限公司
世界のノートPCの80%以上を生産する台湾市場。
小型化、高品質化に適した製品を提供し続ける。
拠点の特徴・戦略
台廣電子は1987年にアジア圏資材調達拠点として、広瀬電機台湾調達事務所の名称にてスタート。1991年に現在の会社名である台廣電子股份有限公司として現地法人を設立。現在は資材調達だけでなく、営業拠点としても展開しています。ヒロセのアジア拠点としてはもっとも古い拠点です。
台湾では、自社ブランドで活動している企業の他、世界的なブランド力を持つメーカーから製品設計、製造を請け負う有名OEM/ODMメーカーが存在しており、さまざまな種類の製品の調達、販売が必要です。とくにコンシューマ製品を手がける企業が多く、世界のノートPCの実に80%以上が台湾企業によって製造されています。またスマートフォンやタブレットの製造も台湾企業によって多く行われており、小型でかつ品質の良い安価な製品が好まれています。
台湾のビジネス社会では、時間の感覚が日本とは少し異なっています。アポイントメントの時間から1時間以上待たされるといった時間にルーズなところがある一方、あるプロジェクトの過程においては、日本では通常一カ月程度決定するまで時間がかかるところが、提案当日には決定が下されるなど、非常にスピーディに物事が決まることがあります。このようなギャップが台湾ビジネスの一つの特徴であると言えるでしょう。

